« 第一回発表会&シャボン玉イベント | メイン | 感情と人間関係の学習(Social Emotional Learning)会合出席 »

2005年08月04日

未来問題解決プログラム(Future Problem Solving Program)に参加

昨日8月3日(水)東京銀座の会議室にて「未来問題解決プログラム(FPSP)」準備委員会が開催され、メンバーの一員として参加してきました。プーコズはこの「未来問題解決プログラム(FPSP)」に、今年(2005年)の5月20日から参画しています。

tsurezure_01_20050803.jpg

アラスカから、FPSPアラスカ州支部長のグレッチェン・フンターマーク先生もお招きし、FPSPの概要や成果などのスピーチもしていただきました。

tsurezure_02_20050803.jpg

私がこのプログラムに興味を持ったのは、以前から自分が考え続けていた教育に関する考え方が、一致したためでした。マークシートに慣れ、ややもすると記憶力の良さを知識と誤解している風潮に、疑問を持ち続けていたからです。本当の賢さ、知識を経験に変え、活かしていく方法の一つとして「未来問題解決プログラム(FPSP)」は非常に有効だと考えたのです。

手短に「未来問題解決プログラム(FPSP)」がどんなものか、以下、資料から概要を抜粋します。

「未来問題解決プログラム(FPSP)」はアメリカで30年の歴史を持つ、創造性心理学者の故トーランス博士(ジョージア大学教授)等の開発による問題解決思考の学習プログラムです。カナダや豪州などアジアの国々にも広がり、毎年25万人ほどの小中高校生が、問題解決を楽しみながら学んでいます。州大会、世界大会と勝ち上がる競技形式が子どもたちを魅了しています。

「未来問題解決プログラム(FPSP)」の目的は未来を担う子どもたちが、
社会、未来の問題に興味を持ち
社会の問題、自分の問題を解決する思考力を高め、
チームワーク・表現力の訓練に資する
ことです。
(会議資料より抜粋)


会議の内容は
● 未来問題解決プラグラムの歴史と成果 (グレッチェン先生スピーチ)
● FPSPの思考プロセス紹介(体験型セミナー)
● Japan FPSP普及上の課題化&質疑応答
で、午前10:40〜午後3:30まで続けられました。

最後の普及上の課題化では、様々な意見が出され、予定時間をオーバーし4:00過ぎまの話し合いとなりました。

因みに、このプログラムの問題がどういうものか一例を下記に紹介しておきます。昨日の参加者全員が同等の問題をFPSPのステップにのっとって体験しました。本当に面白かった!!

さて、みなさんは小学生部門のこの出題に、どう結論を出していくでしょう? マークシート式の答えは用意されていません。

Futureシーンの出題例
出題例(1998年世界大会出題)
このプログラムがどういうものか、未来問題の一例を下記に例示する。
仮想的な問題を2時間をかけて、生徒たちが解いていく。

【Future新聞】2023年に日本遺伝子治療学会は、一般大衆に対する遺伝子手術を認めると発表した。

遺伝子研究者が免疫システムを弱化させる悪い遺伝子が存在し、ガンの約70%を引き起こしていることを突き止めた。
副腎と甲状腺の手術をして、悪い遺伝子を取り除き、健康なクローン遺伝子を移植すると、新しい細胞が育ち古い細胞ととってかわる。

医学的な理由で、この手術は10歳以下の子どもにしか適用できない。手術は今年中に開始される。

日本医療倫理委員会のある委員の話

「今回の発表に興奮している。いくつかの倫理的な問題をクリアする必要がある。倫理的なガイダンスを作成することが我々に求められる。例えば、多くの人が、遺伝子をいじって、力を強くしたり、頭をよくしたりすることに違和感を持っているだろうから」

クローン反対NPOの代表の話

「私たちは遺伝子操作に反対する。人を変えるいかなることも許されない。人類は自然な人類のままでいるべきだ」

日本外科学会のある会員の話

「手術には大きなリスクが伴う。視力喪失、身体麻痺などの恐れがある。遺伝子治療学会が承認したのは、それらのリスクを勘案してもなおそれ以上のメリットがあると考えたからだろう」

3人の子どもを持つ親の話

「我が家はガンの確率が高い家系なんです。子が3人居るが、保険でカバーできず、高価な手術であり、1人しか家計に余裕がないとすると、3人の子のどの子に手術をさせるかを選ぶことになる。それは困惑する」

投稿者 poohko : 2005年08月04日 15:46

コメント

コメントしてください




保存しますか?