疑問に思った事は、その専門家にお聞きしよう!!
情報は、本や様々な資料、ネットで得る事も出来ますが、
生の声はそれに勝るものがあります。
今現実に起こっている事を、リアルタイムで切り取れるからです。
実は、先週の市役所の政策秘書室佐藤さんに、
再度疑問に思った事をメールで送り、
以下の回答を頂きました。
●なぜ戸田市の野菜は市場に流通していないのか?
→日本の農産物は、農業協同組合(農協)が農家から集荷し、市場へ出荷する仕組み
になっています。しかし、戸田市では、商売として成り立つほどの量の農産物がなく
なってしまったため、農協では集荷をしていないそうです。
戸田市内の農家のほとんどは、商売としてではなく、自家消費、つまり自分の家で食
この回答を読み、子ども達は更に疑問を持ちました。
1.どれくらいの畑や田んぼを持っていると農家って言えるのかな?
2.育てたものを自家消費をするといっても、種や肥料、耕作機械を買わなければならない。
資金はどうやって得ているのか?
3.なぜ戸田市は商売として成り立つ程の量の農産物がなくなったのか?
野菜や米を育てて下さっているのは農家の方々。
農家の方が一番事情を知っているはず。
ということで、
今回は農家のお宅へ突撃インタビュー♪
教室の近くの2,000ヘクタール程の畑を耕していらっしゃる
林さんのお宅へお邪魔しました。
子ども達の襲来!?に遭った林さん。やさしく丁寧な回答をして下さいました。
林さんの回答の概要は以下の通り
1.法律が複雑で、一概には農家を畑や田んぼの所有量で言えないが、
約300坪(1,000㎡)の土地があれば「農家」と呼ばれる。
2.林さんのお宅では、林さんだけが畑を耕している。
子どもさん、お孫さんが会社務めをしてお金を稼いでいる。
そのお金でやりくりしている。
*林さんは駐車場等、他に土地を持っていらっしゃいますが…
また、農家をするという申請を出すと、税金が年400万円程優遇される。
ただ、300坪(1,000㎡)の土地には固定資産税が40〜50万円/1ヶ月かかし、
申請後、30年農家を続けなければならない。
そしてもし田んぼを耕やすとすると、初期投資の機械購入には合計約1,700〜1,800万円が必要。
3,戸田市が国の政策を受けて、市を”農業優先”から”宅地化優先”の方針に転換した。
そのため、どんどん畑や田んぼを潰し、マンション等住居にしている。
また、浦和にあった野菜市場もなくなり、近くで作った野菜を買ってくれる場所が無くなってしまった。
農家になるって、一筋縄ではいきません。
戸田市では、農家は壊滅状態!?
というより、純然たる農家は戸田には1件もありません。兼業農家です。
国が日本の食料自給率をあげるという方針を打ち出したのは最近。
県や市もそれに合わせて政策を打とうと目標は掲げているようです。
本気で食料自給率をあげようと考えるのであれば、
就農するのが容易である仕組みを作らないと
敷居が高すぎます(汗)。
本記事を拝見しました。市役所への再突撃、農家への襲撃、埼玉チームの動きに敬意を表します。
わたしたちのブログでも書いて、みなのしりをひっぱたいています。
http://8blo.com/kodomo/
八王子ブログ拝見しました。しっかり活動していますね。いろいろなアイデアが飛び出していましたね。調査活動を続ける中で、自分たちが考えたアイデアの行き詰まりを感じたり、さらに深める事が必要だと感じたり…。行動していく中で学ぶ事が多いです。